こども映画教室 CCAJ 2019-2020
※順次更新中
<開催概要>
主催:一般社団法人こども映画教室
助成:子どもゆめ基金助成事業(独立行政法人国立青少年教育振興機構)
後援:シネマテーク・フランセーズ LA CINÉMATHÈQUE FRANÇAISE
活動予定日(各日 10:00~18:00、計13日)
2019年
12/22(日)、26(木)、27(金)、28(土)
2020年
1/5(日)、12(日)、13(月・祝)、19(日)、25(土)26(日)
2/2(日)、9(日)、11(火・祝)
※パリ上映に向けての準備として、上記日程以外に活動する場合があります。
会場:こども映画教室アトリエSHIBUYA(渋谷区内)
参加人数:10人(抽選)
参加条件:中学1~3年生
参加料:55,000円(税込み)(13日間通し。6月のパリ渡航費等は含まない)
<ワークショップ監修>
諏訪敦彦(すわ のぶひろ)映画監督・東京藝術大学大学院教授
1960年広島生まれ。東京造形大学在学中から助監督として自主制作映画の制作にかかわる。97年に西島秀俊主演『2/デュオ』を発表し、ロッテルダム国際映画祭NETPAC賞受賞。99『M/OTHER』(マザー)をカンヌ国際映画祭監督週間に出品し、国際批評家連盟賞を受賞。その他の主な作品に『H story』『パリ、ジュテーム』(オムニバス)『不完全なふたり』(ロカルノ国際映画祭審査員特別賞)『ユキとニナ』など。完成された脚本を用いない独特の手法で知られる。こども映画教室には、これまで、金沢、横浜、代官山、パリ(フランス)などで、6回特別講師をつとめている。ジャン=ピエール・レオー主演の新作『ライオンは今夜死ぬ』(2018)は自身のこども映画教室での体験から生まれた作品。最新作『風の電話』が2020年1月に公開予定。
<講師>
深田隆之(ふかた たかゆき)
1988年生まれ。2013年、短篇映画『one morning』が 仙台短篇映画祭、Kisssh-Kissssssh 映画祭等に入選。2018年、『ある惑星の散文』が第33回ベルフォール国際映画祭(フランス)の長編コンペティション部門、国内では福井映画祭にて公式ノミネート。2019年4月、アメリカのポートランドで行われたJapan Currents(日本映画特集)にて上映。こども映画教室には2015年からスタッフとして関わり、主にグループファシリテーターを担当している。また、iPhoneを使用した日記映画『私のための風景映画』を日々制作しvimeo上で発表している。



1日目(12/22 Sun)
@渋谷区文化総合センター 大和田
【午前】
・全体説明 / 別途保護者説明会実施
・スタッフ紹介
・『風の電話』予告編鑑賞
・自己紹介(参加者のイチオシ映画)
・参考作品の抜粋を鑑賞。『気狂いピエロ』『めまい』
ー昼食ー
【午後】
・実習1(宿題)を見てディスカッション
・参考作品の抜粋を鑑賞。『ささやかな遁走』『台風クラブ』『夜の前ぶれ』
・実習2
2グループに分かれて撮影
赤は聴覚(渋谷スクランブル交差点)をテーマに撮影
青は視覚(高速道路高架下付近)をテーマに撮影
編集後に全員で実習2の作品鑑賞をして、ディスカッション


















2日目(12/26 Thu)
@東京ウィンメンズプラザ
【午前】
・実習1の観賞
・参考作品の抜粋を鑑賞。『誰も知らない』『コーラス』『音楽を聴く猫』『闇のあとの光』
ー昼食ー
【午後】
・ゲスト講師・作曲家 鈴木治行さんの講義
映画の音だけを聞いてみる。参考作品『ベルリン・天使の詩』
映画音楽の正解? 参考作品『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』
映画における音楽の役割。参考作品『2001年宇宙の旅』『死刑台のエレベーター』『無頼平野』
時間の分節と接合。参考作品『アメリカの夜』
鈴木さん選集の楽曲を聞く(9曲)
・実習3開始
音楽を選ぶ
街に出て中身を考える、すこし撮影する


















3日目(12/27 Fri)
@東京ウィメンズプラザ
【午前】
・実習2自主課題(るい作)を見る
・参考作品の抜粋を鑑賞。『サーカス』『汚れた血』
・実習3続き
各チームで構成を練り、音楽の使い方で構成を決める
ー昼食ー
【午後】
赤チームは青山通りで撮影後に、拠点で編集
青チームは表参道で撮影後、拠点で素材確認をし再度撮影
























4日目(12/28 Sat)
@東京ウィメンズプラザ
【午前】
・CCAJ海外アトリエのブログや作品を見る
・赤チームの編集途中映像を見る
ー昼食ー
【午後】
・実習3の編集続き
・実習3完成映像を見てディスカッション
・参考作品の抜粋を鑑賞。『パリ・ジュテーム』『ロフト』『81/2』『青いパパイアの香り』『ライフライン』
・昨年度CCAJ、日本作品の鑑賞。『扉の向こう側』
・フィルムエッセイにむけて


















5日目(1/5 Sun)
@こども映画教室アトリエSHIBUYA
【午前】
・『気狂いピエロ』を振り返る
・フィルムエッセイの内容を参加者だけで話し合う
ー昼食ー
【午後】
・興味のある分野
・3グループに分かれてロケハン
・ロケハン成果報告
・参考作品の抜粋を鑑賞。『レクリエーション』『千と千尋の神隠し』『桜桃の味』


















6日目(1/12 Sun)
@こども映画教室アトリエSHIBUYA
【午前】
・考えて来たアイデアについて参加者だけで話す
・参考作品の抜粋を鑑賞。『アマデウス』『台風クラブ』『春の調べ』『秋日和』
・抜粋の1カテゴリー「Cénesthésie 」概念について
・「感覚と感情」の話
ー昼食ー
【午後】
・参考作品の抜粋を鑑賞。『ロフト』『アタラント号』
・「材料とアイデア」の話
・無言の散歩
坂道→鉢山公園→トンネルのある4叉路→A班、西郷山公園→地下通路→B班目黒川→西郷山公園
・散歩で見つけた材料の共有→フィルムエッセイの方向性会議
・とりあえず撮ってみる時間
テーマ「ボタンを押したくなる」撮影班と音響デザイン班に分かれて活動












7日目(1/13 Mon)
@こども映画教室アトリエSHIBUYA
【午前】
・昨日の撮影の素材を見る
・音響班の素材を聞く
・ゆゆ、そらの作ってきた音楽を聞く
・音響班→撮影(トンネル付近、)、撮影班→音楽制作
ー昼食ー
【午後】
・音響班の作品をみんなで聞く
・トンネルの習作をみんなで見る
・クレショフ効果の話
・お話作りの方法
・こどもだけで企画会議1
視覚障害者、もしくは聴覚障害者が謎のボタンを押すことで見えるようになる、聞こえるようになる、そして嫌なものが見える、
嫌なことが聞こえるようになる、という設定が決まる
・「感覚Aから感覚Bへ」の話
・こどもだけで企画会議2
・配役を決める


















8日目(1/19 Sun)
@こども映画教室アトリエSHIBUYA
【午前】
・『もうろうを生きる』鑑賞振り返り
・監督の西原さんQ&A
・美術教室のセッティングを作る
・ファーストシーン撮影(5カット)
1引き一連、2セナ顔寄り、3鉛筆寄り、4石膏寄り、5耳寄り
ー昼食ー
【午後】
・諏訪さんと即興芝居をしてみる
・一度やってみて芝居を作る
・筆談シーンを撮影する(4カット)
1主観ショット、2引き一連、3石膏舐めセナ、4あおりセナ
・次の展開についてのディスカッション


















9日目(1/25 Sat)
@こども映画教室アトリエSHIBUYA
【午前】
・役名を決める
・帰り道+カイロのシーンを撮る
ー昼食ー
【午後】
・坂道の続きを撮る
・編集チームは編集する
・ボタン公園のシーンを撮影する

















