こども映画教室@せたがや2014
<開催詳細>
開催時期:2014年12月26(金)~28(日)
会場:IID 世田谷ものづくり学校
主催:こども映画教室
共催:IID 世田谷ものづくり学校
助成:子どもゆめ基金(独立行政法人国立青少年教育振興機構)助成活動
<活動レポート>
2008年に金沢で行なったこども映画教室でチームリーダーを勤めて下さった砂田麻美監督を特別講師としてお迎えし、今回は東京・IID 世田谷ものづくり学校を会場に開催した。「愛ってなんだろう?」をテーマに据えて、ドラマとドキュメントチームに分かれ映画制作を行なった。
まず、子どもたちには、「愛ってなに?」と問いかけ、考えてもらった。どんどん、子ども達の意見をホワイトボードに書いていった。そしてその後、ドラマとドキュメンタリーの違い説明。また今回は、一つの試みとして、チーム分けをその場で本人に決めてもらった。通常は、チーム分けは当日までに学年・性別・参加実績などを考慮し事務局スタッフが決定する。しかし、今回はこどもたち自身に、ドラマかドキュメンタリーどちらで映画を作りたいか決めてもらいたい、という砂田監督の意向からそうした。スタッフの懸念に反して、チーム分けは特に混乱もなく、また、学年や性別の極端な偏りもなく、比較的スムーズに行なわれた。
各チームは近隣を示した地図を元に、駅前商店街、公園、世田谷ジャンクション方面などに出掛けて行き、ドキュメンタリーチームは、大人たちに「愛とは何か?」とインタビューする映像を撮り、ドラマチームは、自分達の考えたお話に合ったそれぞれの場所で撮影を始めた。2日目は、まず、全チームで1日目撮ってきた各チームの映像を鑑賞。赤・青チームは、自分たちのチームの映像上映後、ものづくり学校内のロケハンを始める。その後、各チーム、撮影開始。3日目は、編集の説明を砂田監督が子ども達に行ない、その後、編集作業を開始。まだ、撮影が終わっていないチームは、撮影に出掛ける。ドラマチームは、「愛」という漠然としたテーマを映像化することに苦戦していた様子であった。
三日間にわたり、砂田監督、土肥プロデューサーは各チームを回り、様子を確認しながらチームリーダーやこどもたちにアドバイスやヒントを与えていく。 砂田監督は、特に、撮影が膠着状態に陥ってしまっているチームや逆に簡単に撮影を切り上げてしまっているチームに、それぞれ助言をしていた。
上映会は、会場の収容人数が限られているため、保護者の方たちは、ご自分のお子様の作品しか鑑賞できなかったのが残念だった。作品は、大人でも明確に表現するのが難しいと思われる「愛」という漠然としたテーマを、子ども達はきちんと映像に納めており、その核心を突く鋭さにドキッとさせられた。
<実績>
参加者合計 23人 (男:12名 女:11名)
学年内訳 1年生:10名 2年生:3名 3年生:2名 4年生:5名 5年生:3名 6年生:0名
〜スタッフクレジット〜
・特別講師:砂田麻美監督
・チームリーダー:中井聖満、石川学、糠塚まりや、鈴尾啓太、高橋亮介
・ こどもサポートスタッフ:奥野仁美、大場俊明、石川瑛美、村上静香、阿部太一、神原健太朗
・記録:西原孝至、外山夏緒、水沼健、山崎あゆみ、酒井貴史
・事務局:鈴木愛理、長井仁美、長谷川恭子、平山玲、池川将夫、酒井貴史
・上映:酒井貴史
・ プロデューサー:土肥悦子



